ワークシートやブック内を検索・移動する

以下の点をご了承の上、適宜読み替えてご参考ください。

  • 本解説はMicrosoft Excel 2016を使用しています。
  • Microsoft Excel 2013・Microsoft Excel 2019とは仕様が異なる場合があります。
  • バージョンによって画像表示や機能に変更がある場合がございます。

    Excelのワークシートやブック内を移動する方法を解説します。

    ブック間でのワークシートの移動やコピーを行いたい場合は下記をご参考ください。

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    Excelの検索・移動機能

    Excelには検索・移動機能があります。データが膨大になり、調べたいセルを見失った場合などは、検索機能を使って目的のセルに移動しましょう。

    検索・移動の便利な機能としては、下記のようなものがあります。

    検索条件を細かく指定可能

    検索条件を細かく指定することができます。例えば下記の条件どちらもオプションで設定できます。

    • セルに直接打ち込んでいる数式の文字列を対象に検索。
    • 数式によって出た値を対象に検索。
    • 大文字と小文字が一致しているものを検索。

    ブック内全シート対象に検索可能

    ブック内のシート数が多くデータが膨大な場合、シートを一つずつを検索して確認するのは非効率です。

    オプションで設定すれば、ブック内の全シートを検索するか、開いているシート内のみ検索するか指定できます。

    シート・ブック内を検索・移動する

    シート・ブック内のデータを検索する方法は下記の通りです。

    1. 「ホーム」タブの「検索と選択」ボタン押下後、リストから「検索」を押下し「検索と置換」を開く。
    2. 「検索する文字列」に対象文字列を入力。
    3. 「オプション」を押下し、設定。
    4. 検索・移動完了。

    サンプルファイルに沿って、操作方法を解説いたします。

    サンプルファイルのダウンロード

    使用しているExcelファイルは下記からダウンロードいただけます。

    Excelファイルのダウンロード

    ダウンロードしたファイルを編集する方法

    外部からダウンロードしたExcelファイルは保護ビュー状態になり、編集ができません。

    ダウンロードしたファイルを開き、「編集を有効にする」ボタンを押下することで、ファイルの編集が有効になります。

    検索を押下

    検索したいファイルを開き、「ホーム」タブの「検索と選択」ボタン押下後、リストから「検索」を押下で「検索と置換」ウィンドウを開きます。

    ショートカットのCtrl + Fキーの同時押しでも開きます。

    検索する文字列に入力

    「検索する文字列」に検索する対象の文字列(今回は「57」)を入力します。

    オプションを設定

    「オプション」ボタンを押下して、オプションを開きます。

    オプションの設定は下記の通りです。

    • 検索場所:シート
    • 検索方向:行
    • 検索対象:数式
    • 大文字と小文字を区別する:なし
    • セル内容が完全に同一であるものを検索する:なし
    • 半角と全角を区別する:なし

    「次を検索」を押下してみます。

    下記のようなエラーが表示されます。

    • 検索対象が見つかりません。[オプション]をクリックして、検索方法を変えてみてください。

    開いているシート内に対象の文字列がないためです。

    シート内だけでなく、ブック全体を検索するよう指定しましょう。

    オプションの一部設定を下記に変更し、「次を検索」を押下します。

    • 検索場所:ブック

    検索・移動完了

    検索・移動完了しました。

    検索条件の設定

    Excelでは、様々な条件を指定し検索できます。

    オプションの設定

    検索場所

    検索する範囲を下記から指定できます。

    • シート:表示しているワークシート内のみを検索対象にする。
    • ブック:ブック内全てのワークシートを検索対象にする。

    検索方向

    全体を検索する際の順序を下記から指定できます。

    • 行:横方向に順に検索する。
    • 列:縦方向に順に検索する。

    検索方向を指定しても、検索結果は変わりません。

    検索対象

    検索する対象を下記から指定できます。

    • 数式:セルに入力されている数式を検索する。
    • 値:結果として出力される値を検索する。
    • コメント:コメントとして出ている値を検索する。

    「数式」はセルに打ち込まれている数式をそのまま検索します。そのため、数式による関数の結果が対象文字列の場合でも、数式内にその文字列が含まれていなければ検索対象にはなりません。

    「値」は結果の値を検索します。数式内に文字列が含まれていない場合も、結果の値が対象文字列と一致すれば検索対象です。

    その他

    その他チェックボックスで下記を設定できます。

    • 大文字と小文字を区別する
    • セル内容が完全に同一であるものを検索する
    • 半角と全角を区別する

    書式検索

    セルの書式を検索できます。

    1. 「書式」ボタンを押下し、「書式の検索」ウィンドウを開く。
    2. 検索するセルの書式を設定し、「OK」ボタンを押下する。
    3. 指定された書式のセルに移動する。

    画像では背景色がグレーに塗りつぶされたセルを検索しています。



    検索ボタンの種類

    検索ボタンには下記の2つがあります。

    • すべて検索
    • 次を検索

    すべて検索

    すべての検索結果が一覧で表示されます。一覧の項目を押下すると対象のセルに移動します。

    次を検索

    複数ある場合は複数押下することで、順に検索結果のセルに移動します。

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