コマンドプロンプト講座

WindowsのCUIである「コマンドプロンプト」の基本的なコマンドについて、Windows10を例にわかりやすくまとめました。

コマンドプロンプトの基本コマンドまとめ

はじめに

「CUIとは?」という方は下記の記事をご参照ください。

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基本操作

コマンドプロンプトを起動させる

オフィスドクター
まずは起動してみましょう

ここでは一例をご紹介します。

  1. Windowsキーを押下したままRキーを押下
  2. ファイル名を指定して実行ウィンドウが開く
  3. 名前にcmdと入力して、OKボタンを押下
  4. コマンドプロンプト画面が開く

その他のコマンドプロンプトの起動方法についてはこちらの記事をご参照ください。

コマンドプロンプト画面の起動時イメージ

コマンドプロンプトを終了させる

オフィスドクター
手作業の場合は×ボタンでも終了できます。例えばバッチ処理の終了などで活用できます。

ここでは一例をご紹介します。

  1. 半角でEXITと入力して、Enterボタンを押下
  2. コマンドプロンプト画面が閉じる

その他のコマンドプロンプトの終了方法についてはこちらの記事をご参照ください。

コマンドプロンプト画面の終了時イメージ

画面をクリアする

お客さま
表示内容をいったんリセットしたい…
オフィスドクター
コマンドプロンプト画面に出力されている情報をリフレッシュできます。
  1. 半角でCLSと入力して、Enterボタンを押下
  2. コマンドプロンプト画面に出力されていた情報がクリアされる

コマンドプロンプト画面の初期化イメージ

実行中の処理を強制停止する

お客さま
なぜか無限ループに入って処理が終わらない…
オフィスドクター
コマンドプロンプトが実行している処理を強制停止できます。

ここでは一例をご紹介します。

  1. Ctrlボタンを押下したままCボタンを押下
  2. 終了しますか (Y/N)?と確認されたら、半角でを入力して、Enterボタンを押下
  3. 処理が強制停止される
コマンドプロンプト画面の強制停止時イメージ

ヘルプを参照する

オフィスドクター
インターネットでググったりオンラインヘルプを参照する前にすぐ確認できます。

各コマンドの情報を参照する

  1. 半角でHELPと入力して、Enterボタンを押下
  2. 各コマンドの説明が出力される
出力例
特定のコマンドの詳細情報は、”HELP コマンド名” を入力してください
ASSOC ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。
ATTRIB ファイルの属性を表示または変更します。
BREAK 拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。
BCDEDIT ブート データベースのプロパティを設定して起動時の読み込みを制御します。
CACLS ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。
CALL バッチ プログラム中から、別のバッチ プログラムを呼び出します。
CD 現在のディレクトリを表示または変更します。
CHCP 有効なコード ページ番号を表示または設定します。
CHDIR 現在のディレクトリを表示または変更します。
CHKDSK ディスクをチェックし、状態を表示します。
CHKNTFS 起動時のディスクのチェックを表示または変更します。
CLS 画面を消去します。
CMD Windows コマンド インタープリターを新しく起動します。
COLOR コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。
COMP 2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較します。
COMPACT NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。
CONVERT FAT ボリュームを NTFS に変換します。現在のドライブは変換できません。
COPY 1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。
DATE 日付を表示または変更します。
DEL 1 個以上のファイルを削除します。
DIR ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。
DISKPART ディスク パーティションのプロパティを表示または構成します。
DOSKEY コマンド ラインの編集、Windows コマンドの再呼び出し、マクロの
作成をします。
DRIVERQUERY
現在のデバイス ドライバーの状態とプロパティを表示します。
ECHO メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの指定をします。
ENDLOCAL バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を終了します。
ERASE 1 個以上のファイルを削除します。
EXIT CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリター) を終了します。
FC 2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較して、それらの違いを
表示します。
FIND ファイルの中からテキスト文字列を検索します。
FINDSTR ファイルの中から文字列を検索します。
FOR 指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに対して実行
します。
FORMAT Windows で使用するためのディスクをフォーマットします。
FSUTIL ファイル システム プロパティを表示または構成します。
FTYPE ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを表示または変更
します。
GOTO バッチ プログラム中で、ラベルで定義されている行へ Windows コマンド
インタープリターの実行を移します。
GPRESULT コンピューターまたはユーザーのグループ ポリシー情報を表示します。
GRAFTABL Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを表示できるように
します。
HELP Windows コマンドのヘルプ情報を表示します。
ICACLS ファイルおよびディレクトリの ACL を表示、
変更、バックアップまたは復元します。
IF バッチ ファイル中で、条件処理を実行します。
LABEL ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、または削除します。
MD ディレクトリを作成します。
MKDIR ディレクトリを作成します。
MKLINK シンボリック リンクおよびハード リンクを作成します。
MODE システム デバイスを設定します。
MORE 出力を一度に 1 画面ずつ表示します。
MOVE 1 個以上のファイルをディレクトリから別のディレクトリに移動します。
OPENFILES
リモート ユーザーによって開かれている共有ファイルを表示します。
PATH 実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。
PAUSE バッチ ファイルの処理を一時停止し、メッセージを表示します。
POPD 現在のディレクトリを PUSHD で保存したディレクトリに戻します。
PRINT テキスト ファイルを印刷します。
PROMPT Windows コマンド プロンプトを変更します。
PUSHD 現在のディレクトリを保存して、変更します。
RD ディレクトリを削除します。
RECOVER 不良または欠陥ディスクから読み出し可能な情報を復元します。
REM バッチ ファイルや CONFIG.SYS の中で、コメント (注釈) を記録します。
REN ファイルの名前を変更します。
RENAME ファイルの名前を変更します。
REPLACE ファイルを置き換えます。
RMDIR ディレクトリを削除します。
ROBOCOPY ファイルやディレクトリ構造をコピーする詳細ユーティリティです。
SET Windows 環境変数を表示、設定、または削除します。
SETLOCAL バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を開始します。
SC サービス (バックグラウンド プロセス) を表示または構成します。
SCHTASKS コンピューター上で実行されるコマンドとプログラムをスケジュールします。
SHIFT バッチ ファイルで、置き換え可能パラメーターの位置をシフトします。
SHUTDOWN ローカルまたはリモートのコンピューターのシャットダウンを許可します。
SORT 入力を並べ替えます。
START 別のウィンドウを起動して、指定したプログラムまたはコマンドを実行
します。
SUBST パスをドライブ名で置き換えます。
SYSTEMINFO
コンピューター特有のプロパティと構成を表示します。
TASKLIST サービスを含む現在実行されているすべてのタスクを表示します。
TASKKILL 実行されているプロセスまたはアプリケーションを削除または停止します。
TIME システム時刻を表示または変更します。
TITLE コマンド プロンプト ウィンドウのタイトルを設定します。
TREE ドライブまたはパスのディレクトリ構造を図式表示します。
TYPE テキスト ファイルの内容を表示します。
VER Windows のバージョンを表示します。
VERIFY ファイルがディスクへ正しく書き込まれたかを照合するかどうか
Windows へ指定します。
VOL ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。
XCOPY ファイルやディレクトリ構造をコピーします。
WMIC 対話型コマンド シェルで WMI 情報を表示します。ツールの詳細な情報については、オンライン ヘルプのコマンド ライン リファレンスを参照してください。

コマンド別の詳細情報を参照する

さらに、HELP コマンド名の形式で入力すると、当該コマンドの詳細情報が出力されます。

ここでは一例をご紹介します。

  1. 半角でHELP DIRと入力して、Enterボタンを押下
  2. 各コマンドの説明が出力される

HELPコマンドが非対応の場合、このコマンドはヘルプ ユーティリティでサポートされません。”iconfig /?” を試してください。のように出力されます。その場合はそれに従いましょう。

出力例
ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N] [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4][ドライブ:][パス][ファイル名] 一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。/A 指定された属性のファイルを表示します。
属性 D ディレクトリ R 読み取り専用
H 隠しファイル A アーカイブ
S システム ファイル I 非インデックス対象ファイル
L 再解析ポイント O オフライン ファイル
– その属性以外
/B ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。
/C ファイル サイズを桁区切り表示します。これは
既定の設定です。/-C とすると桁区切りが表示されません。
/D /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。
/L 小文字で表示します。
/N ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。
/O ファイルを並べ替えて表示します。
sortorder N 名前順 (アルファベット) S サイズ順 (小さい方から)
E 拡張子順 (アルファベット) D 日時順 (古い方から)
G グループ (ディレクトリから) – 降順
/P 1 画面ごとに一時停止して表示します。
/Q ファイルの所有者を表示します。
/R ファイルの代替データ ストリームを表示します。
/S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべてのファイルを表示します。

ディレクトリ操作

前提の共通知識

親ディレクトリの指定

親ディレクトリはドット二つ..で指定します。

ドライブを移動する [ドライブ:]

機能

現在のドライブから別のドライブに移動します。

コマンドの入力方法

例えば、CドライブからDドライブに移動する場合はD:と入力して、Enterボタンを押下。

もちろん、Cドライブに戻る場合はC:と入力して、Enterボタンを押下。

ディレクトリを移動する CD CHDIR

コマンドの機能

現在のディレクトリを変更したり、ディレクトリ名を変更したりします。

CDはCurrent Directory(カレントディレクトリ)の頭文字をとった略字で、ユーザーの現時点で作業を行なっているディレクトリーを指します。

コマンドの入力方法

  • CD [/D] [ドライブ:][パス]
  • CD [..]
  • CHDIR [/D] [ドライブ:][パス]
  • CHDIR [..]

コマンドの使用例

CD [ドライブ:] と入力すると指定されたドライブの現在のディレクトリが表示されます。
パラメーターを指定しないでCDと入力すると、現在のドライブとディレクトリが表示されます。

現在のディレクトリの文字列に入力された大文字と小文字は、ディスク上の名前と同じになるように変換されます。
たとえば、ディスク上のディレクトリ名がTempである場合、CD C:\TEMPと入力すると、現在のディレクトリはC:\Tempに設定されます。

現在のディレクトリだけでなく、現在のドライブも変更するには/Dオプションを使用してください。

コマンドの拡張機能 CHDIR

コマンド拡張機能を有効にすると、次のように変更されます。

CHDIR コマンドは空白を区切り文字として扱わなくなるため、空白文字を含むサブディレクトリ名を引用符で囲まなくても、CD を実行してにそのサブディレクトリに移動できるようになります。

たとえば、

  • cd \winnt\profiles\username\programs\start menu
  • cd “\winnt\profiles\username\programs\start menu”

の二つは同じです。拡張機能が無効である場合は、後者を入力します。

ディレクトリを新規作成 MD MKDIR

コマンドの機能

ディレクトリ(フォルダ)を作成します。

コマンドの入力方法

  • MD [ドライブ:]パス
  • MKDIR [ドライブ:]パス

コマンドの使用例

コマンドの拡張機能 MKDIR

コマンド拡張機能を有効にすると、次のように変更されます。

MKDIRは、必要に応じてパスの中間ディレクトリを作成します。たとえば、\aが存在しない場合、

  • mkdir \a\b\c\d

のコマンドは、

  1. mkdir \a
  2. chdir \a
  3. mkdir b
  4. chdir b
  5. mkdir c
  6. chdir c
  7. mkdir d

のコマンドと同じです。拡張機能が無効な場合は、上のように入力します。

ディレクトリをコピーする XCOPY

コマンドの機能

ファイルとディレクトリ ツリーをコピーします。

コマンドの入力方法

  • XCOPY source [destination] [/A | /M] [/D[:date]] [/P] [/S [/E]] [/V] [/W] [/C] [/I] [/Q] [/F] [/L] [/G] [/H] [/R] [/T] [/U] [/K] [/N] [/O] [/X] [/Y] [/-Y] [/Z] [/B] [/J] [/EXCLUDE:file1[+file2][+file3]…] [/COMPRESS]

コマンドの引数

引数 機能
source コピーするファイル (複数可) を指定します。
destination 新しいファイルの場所や名前を指定します。
/A アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーし、属性は変更しません。
/M アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーし、アーカイブ属性を解除します。
/D:m-d-y 指定された日付以降に変更されたファイルをコピーします。
日付が指定されなかったときは、コピー元の日付がコピー先の日付より新しいファイルだけをコピーします。
/EXCLUDE:file1[+file2][+file3]… 文字列を記述したファイルのリストを指定します。
文字列は、ファイル内で 1 行に 1 つずつ記述します。
いずれかの文字列がコピー対象ファイルの絶対パスの任意の部分と一致した場合、そのファイルはコピー対象から除外されます。
たとえば、\obj\ または .obj のような文字列を指定すると、それぞれ、obj ディレクトリの下の全ファイルが除外されたり、.odj という拡張子のファイルがすべて除外されたりします。
/P コピー先のファイルを作成する前に確認のメッセージを表示します。
/S 空の場合を除いて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします。
/E 空の場合も含めて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします。
“/S /E” と同じ意味です。/T の内容を変更する際にも使用できます。
/V コピー先の各ファイルのサイズを検証します。
/W コピーを開始する前に、任意のキーを押すことを求めるメッセージを表示します。
/C エラーが発生してもコピーを続けます。
/I コピー先が存在せず、コピーするファイルが複数の場合、コピー先をディレクトリと想定します。
/Q コピー中にファイル名を表示しません。
/F コピー中にコピー元とコピー先の完全なファイル名を表示します。
/L コピーされるファイル名を表示します。
/G 暗号化をサポートしないコピー先に、暗号化されたファイルをコピーすることを許可します。
/H 隠しファイルやシステム ファイルもコピーします。
/R 読み取り専用ファイルを上書きします。
/T ファイルはコピーせずにディレクトリ構造のみを作成します。
空のディレクトリまたはサブディレクトリは除きます。
/T /E と指定すると空のディレクトリやサブディレクトリも作成されます。
/U コピー先に既に存在するファイルだけをコピーします。
/K 属性をコピーします。指定しない場合、読み取り専用属性はリセットされます。
/N 生成された短い名前を使用してコピーします。
/O ファイルの所有権と ACL 情報をコピーします。
/X ファイルの監査設定をコピーします (/O を含む)。
/Y 既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示しません。
/-Y 既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示します。
/Z 再起動可能モードでネットワーク ファイルをコピーします。
/B シンボリック リンクのリンク先ではなく、シンボリック リンク自体をコピーします。
/J バッファーされていない I/O を使ってコピーします。サイズが大きいファイルに適しています。
/COMPRESS 適用可能な場合は、ファイル転送中にネットワーク圧縮を要求します。

ディレクトリを削除する RD RMDIR

コマンドの機能

ディレクトリを削除します。

コマンドの入力方法

  • RD [/S] [/Q] [ドライブ:]パス
  • RMDIR [/S] [/Q] [ドライブ:]パス

コマンドの引数

引数 機能
/S 指定されたディレクトリに加えて、そのディレクトリ内のすべてのディレクトリとファイルを削除します。
ディレクトリ ツリーを削除するときに使用します。
/Q /S を指定してディレクトリ ツリーを削除するときに、確認のメッセージを表示しません。(QUIET モード)

ファイルやフォルダのリストを表示する DIR

コマンドの機能

ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。
コマンドプロンプトのdirコマンド実行

コマンドの入力方法

  • DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N] [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4]

コマンドの引数

引数 機能
[ドライブ:] [パス] [ファイル名] 一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。
/A 指定された属性のファイルを表示します。属性の指定は下記の通りです。

  • D ディレクトリ
  • R 読み取り専用
  • H 隠しファイル
  • A アーカイブ
  • S システム ファイル
  • I 非インデックス対象ファイル
  • L 再解析ポイント
  • O オフライン ファイル
  • – その属性以外
/B ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。
/C ファイル サイズを桁区切り表示します。これは既定の設定です。
/-C とすると桁区切りが表示されません。
/D /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。
/L 小文字で表示します。
/N ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。
/O ファイルを並べ替えて表示します。sortorderの指定は下記の通りです。

  • N 名前順 (アルファベット)
  • S サイズ順 (小さい方から)
  • E 拡張子順 (アルファベット)
  • D 日時順 (古い方から)
  • G グループ (ディレクトリから)
  • – 降順
/P 1 画面ごとに一時停止して表示します。
/Q ファイルの所有者を表示します。
/R ファイルの代替データ ストリームを表示します。
/S 指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべてのファイルを表示します。

ファイルやディレクトリをリネームする REN RENAME

コマンドの機能

ファイル (複数可) の名前を変更します。
コマンドプロンプトのtreeコマンド実行

コマンドの入力方法

  • REN [ドライブ:][パス]ファイル名1 ファイル名2
  • RENAME [ドライブ:][パス]ファイル名1 ファイル名2

コマンドの使用例

ファイル名2 には新しいドライブもパスも指定できないので注意してください。

ファイルやディレクトリを移動する MOVE

コマンドの機能

ファイルを移動およびファイルとディレクトリ名を変更します。

コマンドの入力方法

複数のファイルを移動する場合
  • MOVE [/Y | /-Y] [ドライブ:][パス]ファイル名1[,…] 受け側
ディレクトリ名を変更する場合
  • MOVE [/Y | /-Y] [ドライブ:][パス]ディレクトリ名1 ディレクトリ名2

コマンドの引数

引数 機能
受け側 ファイルの新しい場所を指定します。移動先はドライブ文字とコロン、ディレクトリ名、または組み合わせから成ります。
1 つのファイルだけを移動する場合で、そのファイルを移動するときに名前を変更する場合、ファイル名を指定できます。
[ドライブ:][パス]ディレクトリ名1 変更するディレクトリ名を指定します。
ディレクトリ名2 新しいディレクトリ名を指定します。
/Y 移動先の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示しません。
/-Y 移動先の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示します。

コマンドの使用例

環境変数 COPYCMD にスイッチ /Y を設定できます。これは、コマンド ラインの /-Yで無効になります。
既定では、MOVE コマンドがバッチ スクリプトから実行されていない場合、上書きを確認します。

ツリー構造でディレクトリを表示する TREE

コマンドの機能

ドライブやパスのフォルダー構造を図式表示します。

コマンドの入力方法

  • TREE [ドライブ:][パス] [/F] [/A]

コマンドの引数

引数 機能
/F 各フォルダーのファイル名を表示します。
/A 拡張文字ではなく、ASCII 文字で表示します。

ファイルの操作

テキストファイルの中身を表示する TYPE

コマンドの機能

テキスト ファイルまたはファイルの内容を表示します。

コマンドの入力方法

  • TYPE [ドライブ:][パス]ファイル名

コマンドの使用例

文字化けする場合は、コマンドプロンプトに設定されている文字コードと、テキストファイルの文字コードに一致していません。

コマンドプロンプトの文字コードの設定を確認・変更はCHCPコマンドになります。

ファイルを新規作成する TYPE

コマンドの機能

ファイルの内容を表示するTYPEコマンドを利用して、空ファイルを作成します。

コマンドの入力方法

  • TYPE NUL > 新ファイル名
  • TYPE 新ファイル名 > 新ファイル名

NULL(空)を意味するNULもしくは、両方を同じ名前にすることで空ファイルが作成されます。

ファイルをコピーする COPY

コマンドの機能

1つまたは複数のファイルを別の場所にコピーします。

コマンドの入力方法

  • COPY [/D] [/V] [/N] [/Y | /-Y] [/Z] [/L] [/A | /B] 送り側 [/A | /B] [+ 送り側 [/A | /B] [+ …]] [受け側 [/A | /B]]

コマンドの引数

引数 機能
送り側 コピーするファイル (複数可) を指定します。
/A ASCII テキスト ファイルとして扱います。
/B バイナリ ファイルとして扱います。
/D 受け側のファイルが暗号化が解除されて作成されるようにします。
受け側 新しいファイルのディレクトリまたはファイル名 (複数可) を指定します。
/V 新しいファイルが正しく書き込まれたか検査します。
/N MS-DOS 形式以外の名前のファイルをコピーするときに、利用可能ならば、短いファイル名を使用します。
/Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示しません。
/-Y 受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示します。
/Z ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピーします。
/L 送り側がシンボリック リンクの場合は、送り側リンクが指し示す実際のファイルではなく、リンクをターゲットにコピーします。

コマンドの使用例

環境変数 COPYCMD でスイッチ /Y が設定されている場合があります。
このスイッチは、コマンド ラインから /-Y が指定されると無効になります。既定では、COPY コマンドがバッチ スクリプトから実行されていない場合、上書き確認メッセージが表示されます。

複数のファイルを追加するときは、受け側に 1 個のファイルを指定し、送り側に複数のファイルを指定します (ワイルドカードを使うか、ファイル 1 + ファイル 2 +ファイル 3 と指定します)。

ファイルを削除する DEL ERASE

コマンドの機能

ファイル (複数可) を削除します。

コマンドの入力方法

  • DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
  • ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前

コマンドの引数

引数 機能
名前 ファイルまたはディレクトリ (複数可) の一覧を指定します。
複数のファイルを削除するときはワイルドカードを使用できます。
ディレクトリを指定した場合、ディレクトリ内のすべてのファイルが削除されます。
/P 各ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示します。
/F 読み取り専用ファイルを強制的に削除します。
/S 指定したファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。
/Q ワイルドカードを使用して一括削除するときに確認のメッセージを表示しません。(Quiet モード)
/A 属性により削除するファイルを選択します。属性の指定は下記の通りです。

  • R 読み取り専用
  • S システム ファイル
  • H 隠しファイル
  • A アーカイブ
  • I 非インデックス対象ファイル
  • L 再解析ポイント
  • O オフライン ファイル
  • – その属性以外

コマンドの使用例

コマンド拡張機能を有効にすると、/S スイッチの表示形式が逆になり、見つからなかったファイルではなく削除されたファイルだけが表示されるようになります。

文字コードの設定を確認・変更する CHCP

コマンドの機能

現在のコード ページ番号を表示または設定します。

コマンドの入力方法

  • CHCP [nnn]

コマンドの引数

よく利用するコードページ番号を指定する引数は下記の通りです。

引数 文字コード名
932 shift-jis
65001 utf-8
1200 utf-16
51932 euc-jp
20127 us-ascii

Windows assigns an integer, called code page ID, to every su…

コマンドの使用例

現在のコード ページ番号を表示するときは、パラメーターを指定せずに CHCP と入力してください。

ファイルから文字列を検索する FIND

コマンドの機能

ファイル (複数可) 内のテキスト文字列を検索します。

コマンドの入力方法

  • FIND [/V] [/C] [/N] [/I] [/OFF[LINE]] “文字列” [[ドライブ:][パス]ファイル名[…]]

コマンドの引数

引数 機能
/V 指定した文字列を含まない行をすべて表示します。
/C 指定した文字列を含む行の数だけを表示します。
/N 行番号を表示します。
/I 大文字と小文字の区別をしないで検索します。
/OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。”文字列” 検索する文字列を指定します。
[ドライブ:][パス]ファイル名 検索するファイル (複数可) を指定します。

コマンドの使用例

パスが指定されていないときは、プロンプトで入力されたテキストまたは別のコマンドからパイプ処理で渡されたテキストを検索します。

ネットワーク関連

ネットワークの設定を確認する IPCONFIG

コマンドの機能

TCP/IPネットワーク設定を表示します。

コマンドの入力方法

  • ipconfig [/allcompartments] [/? | /all |
    /renew [adapter] | /release [adapter] |
    /renew6 [adapter] | /release6 [adapter] |
    /flushdns | /displaydns | /registerdns |
    /showclassid adapter |
    /setclassid adapter [classid] |
    /showclassid6 adapter |
    /setclassid6 adapter [classid] ]

コマンドの引数

パラメーター
引数 機能
adapter 接続名です。(ワイルド カード文字 * と ? を使用できます。例を参照してください)
  • 既定では、TCP/IP にバインドされた各アダプターについて、IP アドレス、サブネットマスクとデフォルト ゲートウェイのみを表示します。
オプション
引数 機能
/? このヘルプ メッセージを表示します。
/all すべての構成情報を表示します。
/release 指定されたアダプターの IPv4 アドレスを解放します。
/release6 指定されたアダプターの IPv6 アドレスを解放します。
/renew 指定されたアダプターの IPv4 アドレスを更新します。
/renew6 指定されたアダプターの IPv6 アドレスを更新します。
/flushdns DNS リゾルバー キャッシュを破棄します。
/registerdns すべての DHCP リースを最新の情報に更新し、DNS 名を再登録します。
/displaydns DNS リゾルバー キャッシュの内容を表示します。
/showclassid アダプターが使用できるすべての DHCP クラス ID を表示します。
/setclassid DHCP クラス ID を変更します。
/showclassid6 アダプターに許可されたすべての IPv6 DHCP クラス ID を表示します。
/setclassid6 IPv6 DHCP クラス ID を変更します。
  • release と renew については、アダプター名が指定されていない場合は、TCP/IPにバインドされているすべてのアダプターの IP アドレス リースが解放または更新されます。
  • Setclassid および Setclassid6 については、ClassId が指定されていない場合ClassId は削除されます。

コマンドの使用例

  • ipconfig … 情報を表示します。
  • ipconfig /all … 詳細な情報を表示します。
  • ipconfig /renew … すべてのアダプターを最新の情報に更新します。
  • ipconfig /renew EL* … 名前が EL で始まる接続すべてを最新の情報に更新します。
  • ipconfig /release *Con* … 名前が一致する接続すべてを解放します。例: “Wired Ethernet Connection 1” または “Wired Ethernet Connection 2”
  • ipconfig /allcompartments … すべてのコンパートメントの情報を表示します。
  • ipconfig /allcompartments /all … すべてのコンパートメントの詳細な情報を表示します。

IPCONFIGコマンドはHELPコマンドでサポートされません。ipconfig /?を試してください。

ネットワークの疎通状態を確認する PING

コマンドの機能

ネットワークの疎通状態を表示します。

コマンドの入力方法

  • ping [-t] [-a] [-n 要求数] [-l サイズ] [-f] [-i TTL] [-v TOS] [-r ホップ数] [-s ホップ数] [[-j ホスト一覧] | [-k ホスト一覧]] [-w タイムアウト] [-R] [-S ソースアドレス] [-c コンパートメント] [-p] [-4] [-6] ターゲット名

コマンドの引数

引数 機能
-t 中断されるまで、指定されたホストを Ping します。
統計を表示して続行するには、Ctrl+Break を押してください。
停止するには、Ctrl+C を押してください。
-a アドレスをホスト名に解決します。
-n 要求数 送信するエコー要求の数です。
-l サイズ 送信バッファーのサイズです。
-f パケット内の Don’t Fragment フラグを設定します (IPv4 のみ)。
-i TTL Time To Live です。
-v TOS Type Of Service (IPv4 のみ。この設定はもう使用されておらず、IP ヘッダー内のサービス フィールドの種類に影響しません)。
-r ホップ数 指定したホップ数のルートを記録します (IPv4 のみ)。
-s ホップ数 指定したホップ数のタイムスタンプを表示します (IPv4 のみ)。
-j ホスト一覧 一覧で指定された緩やかなソース ルートを使用します(IPv4 のみ)。
-k ホスト一覧 一覧で指定された厳密なソース ルートを使用します(IPv4 のみ)。
-w タイムアウト 応答を待つタイムアウトの時間 (ミリ秒) です。
-R ルーティング ヘッダーを使用して逆ルートもテストします(IPv6 のみ)。
RFC 5095 では、このルーティング ヘッダーは使用されなくなりました。
このヘッダーが使用されているとエコー要求がドロップされるシステムもあります。
-S ソースアドレス 使用するソース アドレスです。
-c コンパートメント ルーティング コンパートメント識別子です。
-p Hyper-V ネットワーク仮想化プロバイダー アドレスをping します。
-4 IPv4 の使用を強制します。
-6 IPv6 の使用を強制します。

コマンドの使用例

pingコマンドはHELPコマンドでサポートされません。ping /?を試してください。

IPアドレスとFQDNの紐付けを確認する NSLOOKUP

コマンドの機能

IPアドレスとFQDNの紐付けを表示します。

コマンドの入力方法

  • nslookup [-opt …] …既定のサーバーを使用する対話モード
  • nslookup [-opt …] – サーバー
    …’サーバー’ を使用する対話モード
  • nslookup [-opt …] ホスト
    …既定のサーバーを使用してホスト’ を検索
  • nslookup [-opt …] ホスト サーバー
    …’サーバー’ を使用して ‘ホスト’ を検索

コマンドの使用例

nslookupコマンドはHELPコマンドでサポートされません。nslookup /?を試してください。

システム関連

OSなどの構成情報を確認する SYSTEMINFO

コマンドの機能

ローカル コンピューターまたはリモート コンピューターの、オペレーティングシステム構成情報 (Service Pack のレベルを含む) を表示します。

コマンドの入力方法

  • SYSTEMINFO [/S システム [/U ユーザー名 [/P パスワード]]] [/FO 形式] [/NH]

コマンドの引数

引数 機能
/S システム 接続先のリモート システムを指定します。
/U [ドメイン\]ユーザー 実行するコマンドのユーザー コンテキストを指定します。
/P [パスワード] 提供されたユーザー コンテキストのパスワードを指定します。
省略された場合は、入力を要求します。
/FO 形式 表示される形式を指定します。
有効な値: “TABLE”, “LIST”, “CSV”。
/NH 出力しない “カラム ヘッダー” を指定します。
TABLE”と “CSV” の形式のみ有効です。
/? ヘルプを表示します。

コマンドの使用例

  • SYSTEMINFO
  • SYSTEMINFO /?
  • SYSTEMINFO /S システム
  • SYSTEMINFO /S システム /U ユーザー
  • SYSTEMINFO /S システム /U ドメイン\ユーザー /P パスワード /FO TABLE
  • SYSTEMINFO /S システム /FO LIST
  • SYSTEMINFO /S システム /FO CSV /NH

ディスクの状態を確認する CHKDSK

コマンドの機能

ディスクをチェックし、現在の状態を表示します。

コマンドの入力方法

  • CHKDSK [ボリューム[[パス]ファイル名]]] [/F] [/V] [/R] [/X] [/I] [/C] [/L[:サイズ]] [/B] [/scan] [/spotfix]

コマンドの使用例

/I または /C スイッチは、ボリュームの特定のチェックをスキップして、Chkdsk の実行時間を短縮します。

プロパティ

コマンドプロンプト画面のプロパティ設定を確認・変更できます。

画面左上のアイコン押下し、表示されたメニューから「プロパティ」を押下すると、プロパティ画面が開きます。

コマンドプロンプトのプロパティ画面には、

  • オプション
  • フォント
  • レイアウト
  • 画面の色
  • ターミナル

のタブに分かれて設定項目があります。

コマンドプロンプト画面のプロパティ

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