GUI・CUIとは?違いを比較【メリット・デメリット】

皆さんが日常的に利用しているパソコンやスマートフォンはどのように操作を行っていますか?

おそらく、画面に表示されているアイコンや画像をクリックして操作をしているのではないでしょうか。

このように、画面から直感的に操作ができるコンピュータとユーザーとの接点のことを「GUI」と呼びます。

ITにおいての「UI」は「GUI」と「CUI」の2種類に分けられることがあります。

この記事では「『GUI』『CUI』って何?」「2つとも何が違うの?『CUI』のメリットは?」という方に向けて「GUI」「CUI」とは何か、メリットデメリットや違いについてご紹介します。

GUI・CUIとは

「GUI」「CUI」それぞれの解説とその違いについて紹介します。

インターフェースとは

「インターフェース(Interface)」とは操作する人間とコンピューターの境界面における命令方法を指します。

GUIやCUIの末尾の「I」は「interface」の頭文字で、この単語には「境界面」や「接点」という意味があります。

「UI(User Interface)」については別の記事で詳しく解説しています。

関連記事

普段スマホアプリを扱う際、またはwebサイトのデザイン、レイアウトの業務に触れた際等に「UI」や「UX」という単語を目にした覚えがありませんか。 両者ともwebサイトやスマホアプリのデザインを検討する際によく扱われる概念となります。 […]

GUIとは

「GUI(Graphical User Interface)」とは画面に表示されているアイコンやボタンなどの絵や図形などをクリックやタップし操作するUIです。

現在の主流となっているインターフェースです。

グラフィカルな対話環境になることでユーザー体験の満足度が高まる傾向にあります。

GUIのイメージ

GUIの普及

1984年にApple社の「Macintosh(Mac)」が一般向けのコンピューターとして発売され、1995年に発売されたMicrosoft社の「Windows 95」から一般社会により普及されるようになりました。

以降はWindowsやMacなどのコンピューターの基本の操作方法となっています。もちろん、ご存じの通りiPhoneやAndroidなどのスマートフォンもGUIでの操作が主です。

GUIのメリットデメリット

GUIのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

GUIのメリットは下記の通りです。

  • 直観的な操作性で作業ができる。
  • 操作に応じたコマンドなどを覚える必要がない。
  • 初心者や高齢者ユーザーでも学習しやすい。
デメリット

GUIのデメリットは下記の通りです。

  • 操作を画一化しにくいため、選択肢が膨らみやすく把握が難しい。
  • 大量のデータを一括処理することが難しい。
  • 複数の操作を連続させた自動ツール化が難しい。

CUIとは

「CUI(Character User Interface)」とはコマンドと呼ばれる文字列を入力することで操作するUIです。

GUIより前に普及していたUIです。

同じ意味の言葉として「CLI(Command Line Interface)」があります。

CUIは前時代的なインターフェースのようですが、それは一般向けに限ったことで情報システム部のIT担当者やシステム開発者にとっては、CUIが活躍する場面が少なくありません。

用途に応じて使い分けながら活用されているインターフェースとなります。

CUIのイメージ

「CUIを使ってみたい!」という方は、Windowsのコマンドプロンプト機能を利用してみてください。

関連記事

一般のPC利用者には馴染みのすくない「コマンドプロンプト」について、わかりやすくご説明したいとおもいます。 はじめに こんな画面です! コマンドプロンプトのアニメーションです。 お客さま なんか難しそうだし、触[…]

CUIの利用例

CUIは複数の処理を組み合わせた命令文(コマンド)をテキストファイルなどに保存することで、同じ処理を繰り返し実行できます。

例えば、「各拠点のサーバーに管理者権限でアクセスして、保存されている投稿記録データを一覧で出力して更新状況をチェック、最終更新日の要素によって増加した新規作成データや更新データのみをコピーして…」というように複雑な処理をいくつも組み合わせた操作が必要な場合、一つ一つを何度も同じように操作するのは効率的ではありません。

CUIを利用することで、決まった命令文(コマンド)を作成し、スケジュールで起動する処理の動きと組み合わせて自動化ができ、利便性や生産性が向上する可能性があります。

また、同じ操作を機械的に実行することができるので、ヒューマンエラーも起きにくくなります。

何度も同じ処理を繰り返す必要があり、データの重要性も高く操作ミスが許されないような場面に最適です。

CUIのメリットデメリット

CUIのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

CUIのメリットは下記の通りです。

  • コマンドという文字列の命令文で操作するため、操作を画一化できる。
  • 大量のデータを一括操作できる。
  • 複数の操作を連続させて自動ツール化できる。
  • 熟達者になるとマウス操作の時間が減り、業務効率が向上する。
デメリット

CUIのデメリットは下記の通りです。

  • 直感的な操作で作業ができない。
  • 操作に応じたコマンドを覚える必要がある。
  • 初心者や高齢者ユーザーには操作が難しい。

GUIとCUIの違い

GUIとCUIの違いを比較しました。

GUI CUI
現在の主流となっているインターフェース。 GUIに対して前時代的となったインターフェース。
画面に表示されているアイコンやボタンなどの絵や図形をクリックやタップして操作。 コマンドと呼ばれる文字列を入力して操作。
一般のPCユーザーにとってはGUIだけで十分。 習熟度が求められるがCUIの活躍する場面もある。

GUI・CUIについて

「GUI」と「CUI」とは何か、違いについてご紹介しました。

  • 「GUI」とは画面に表示されているアイコンやボタンなどの絵や図形などをクリックやタップし操作するUI。
  • 「CUI」とはコマンドと呼ばれる文字列を入力することで操作するUI。
  • 一般ユーザー向けには「GUI」が用いられるが、「CUI」はIT従事者などには効率的な操作方法として利用されている。

月額19,800円から利用できる情シスのアウトソーシングサービス

当サービスオフィスドクターとは月額19,800円の少額から始められる情シスのアウトソーシングサービスです。

主に東京を中心とした首都圏エリアや福岡市を中心とした福岡エリアの中小企業に向けて、オフィスのITやOAに関する業務を行っております。

ITトラブルの解消やPCメンテナンス、Webサイトの更新まで多岐にわたる業務を行います。

「情シス担当者が退職してしまい、ITに詳しい人がいない…」「パソコントラブルをまとめて解決してほしい!」などITでのお困り事は何でもお気軽にご相談ください!

詳しいサービス内容はこちら。

関連記事

 資料請求はこちら オフィスドクターとは オフィスドクターは、ITでお困りのお客さまをサポートします。 オフィスドクターは、オフィスにIT専任者がおらず「どこに相談したら良いか分からない」お客さまに向けた[…]

オフィスドクター

下記のお問い合わせフォームより、サービスの資料請求から見積・その他ご質問いただけます!

オフィスでのITトラブルを
まとめて解決!

「オフィスドクター」はITのお困り事をなんでも解決する情シスのアウトソーシングサービスです。

弊社の正社員エンジニアがご訪問・お電話で対応します。

なんと月額19,800円からご利用可能です!

まずはお気軽にご相談ください。

\お電話でのご相談はこちら/
0120-262-242
\資料請求も可能です!/
お問合わせフォームへ
「オフィスドクター」を運営するメディアファイブ株式会社は1996年創業のシステム開発会社です。
最新情報をチェックしよう!
>月19,800円から始められるITアウトソーシング

月19,800円から始められるITアウトソーシング


「オフィスドクター」とは、上場企業のメディアファイブが運営する、ITアウトソーシング(ITO)サービスです。お客様のオフィスで発生するITの「分からない」「困った」を解決します。
IT予算が厳しい中小企業を応援するため、月額19,800円という低額プランからの料金体系で、九州・福岡エリアでは既に運営10年以上、月間100社を超えるお客様にお付き合いいただいております。現在は、地場である福岡に加えて、東京でもサービスインし、リモート形式では全国のオフィスを対象にサービスを展開しています。
まずはお気軽にご相談ください!

CTR IMG