この記事では、VBAでのマクロ作成方法から実行までをお教えします!
Excelでの開発タブの出し方
ExcelでVBAコードを書くためには、開発タブを表示させる必要があります。
開発タブの開きかたは以下の通りです。
- 任意のExcelファイル(空白のブックでOKです)を開きます。
- 画面上部のタブリストを確認して「開発」タブが存在しているか確認します。
※すでに開発タブが表示されている場合は、次項のVisual Basic Editor(VBE)の起動まで飛ばしてください!
- ファイルタブをクリックします。
画面上部の「ファイル」タブをクリックします。
- 「オプション」をクリックします。
- 「リボンのユーザー設定」を選択し、メインタブの「開発」にチェックを入れます。
これで「開発」タブがリボンに表示されるようになりました!
Visual Basic Editor(VBE)の起動
Visual Basic Editor(VBE)とは、VBAのコードを作成、編集、デバッグするための専用のエディターで、先ほど追加した「開発」タブから開くことができます。
マクロの作成から実行
マクロで作成する機能
今回は「メッセージボックス」を作成していきます。
メッセージボックスとは、指定した文字列を表示するための機能です。
ただメッセージを表示するだけではなく、タイトルを設定したり改行して表示したりすることができます。
使い道に合わせてカスタマイズすることが可能です!
作成方法
それでは実際にコードを書いていきましょう。
まずコードを書いていくために「コードウィンドウ」を開きます。
- プロジェクトエクスプローラーの今回使用するプロジェクトを選択状態にします。
- 右クリックを押して、挿入>標準モジュールを選択します。
他にもシートモジュールやブックモジュール、フォームモジュール、クラスモジュールがあり、それぞれ役割がありますが割愛します。今回は最も一般的に使用される標準モジュールにコードを記載していきます。
このように表示されていればコードを書く準備はできました!
- コードウィンドウにコードを記載します。
Sub Sample() MsgBox "Hello World" End Sub
- Sample() : マクロの名前です。
- MsgBox : メッセージボックスを表示するための関数です。MsgBoxの後ろに” “の中にある文字列がメッセージとして表示されます。
- コードを書いたら実際に実行してみましょう。
記載したコードを実行するためには、画面上部の三角の”Sub/ユーザフォームの実行”または”F5キー”を押下します。
正しく実行できた場合、Excelシートに以下のような画面が表示されます。
これでVBAコードを用いてマクロを作成することができました!
保存方法
保存するときは、ファイル形式に注意してください。
通常のExcelファイルの識別子(ファイル名の後ろについているもの)は「.xlsx」ですが、マクロを含むExcelファイルの識別子は「.xlsm」となります。
- ファイル>名前を付けて保存をクリックします。
- 赤枠で囲まれた部分を「Excel マクロ有効ブック (*.xlsm)」と指定します。
これでマクロを実装したExcelファイルを保存することができるようになりました!
まとめ
今回はVBAのコードを用いて、メッセージボックスを表示させるための一連の流れを説明してきました。
今回のメッセージボックスは一番基礎的な部分です。ボタンを押してマクロを実行するなど、VBAのコードではもっとたくさんの機能を実装することができます!