Excelのショートカットキーを使うことで、マウス操作を減らし、作業効率を向上させることができます。
基本操作ショートカット
基本編
Ctrl + A:全選択
シート上の全てのセルを選択します。
Ctrl + B:太字
選択した文字列を太字にします。
例:
このように文字列を選択した状態でCtrl + Bを押すと、
文字が太字に変わります。
Ctrl + C:コピー
選択した項目をコピーします。
Ctrl + N:新しい空白のブックを作成
現在のExcelとは別に、空白の新しいワークブックが開きます。
Ctrl + P:印刷画面を表示
現在のワークブックの印刷画面が開きます。
Ctrl + S:上書き保存
現在開いているExcelファイルが保存されます。
Ctrl + V:切り取り、コピーした項目を貼り付け
直前に切り取りやコピーしたデータを、カーソルのある位置に貼り付けます。
Ctrl + W:ブックを閉じる
開いているExcelファイルが閉じられます。
Ctrl + X:切り取り
選択した項目を切り取ります。
例:
この状態でCtrl + Xを押すと、
このように切り取りたい範囲が点線になります。この状態のまま別のセル(今回はA5)を選択してCtrl + Vを押すと、
A1に書かれていた「サンプル1」という文字列がA5に移動しました。
※コピーではコピー元は残りますが、切り取りでは切り取り元が消えることに注意が必要です。
Ctrl + Z:操作を元に戻す
直前に行った変更や操作を1つ前の状態に戻すことができます。
Ctrl + F9:ブックを最小化
現在表示しているブックが最小化されてタスクバーに格納されます。
Alt + F4:Excelを終了
アクティブなアプリケーションやウィンドウが終了します。Excelを開いている場合は、
Excelが終了します。
応用編
Shift + F9:シートの再計算
アクティブなシートのみを再計算します
Shift + F11:新規シートの挿入
現在のブックに新しいワークシートを追加します。
例:
この状態でShift + F11を押すと、
このように新しいワークシートが追加されます。
Alt + F11:VBEの起動
Excelの「マクロ」や「VBAコード」を編集・作成するためのVisual Basic Editor(VBE)を開きます。
Alt + Shift + →:選んだセルの行、列をグループ化
選択した行や列をグループとしてまとめることができます。
Alt + Shift + ←:選んだセルの行、列のグループ化を解除
すでにグループ化されている行や列を選択してこのショートカットキーを押すと、グループが解除されて折りたたみ機能が消えます。
これは、Alt + Shift + →(グループ化)の逆操作です。
セル操作ショートカット
基本編
Ctrl + F:検索
「検索」ダイアログを表示します。
大量のデータの中から、特定の文字列や数値を素早く見つけたいときに使います。
ここに検索したい文字列を入力します。
Ctrl + H:置換
「検索と置換」ダイアログの置換タブを直接開きます。
ここに検索したい文字列と、置換後の文字列を入力します。
Ctrl + 1:セルの書式設定
「セルの書式設定」ダイアログを開きます。
選択したセルに対して、フォント・配置・罫線・塗りつぶし・表示形式などの詳細設定を行うことができるウィンドウが表示されます。
応用編
Ctrl + D:1つ上のセルをコピペ
上のセルの内容を下のセルにコピーします。
例:
この状態でCtrl + Dを押すと、
1つ上のセルの内容がコピーされました。
Ctrl + R:1つ左のセルをコピペ
左のセルの内容を右のセルにコピーします。
例:
この状態でCtrl + Rを押すと、
1つ左のセルの内容がコピーされました。
Ctrl + Enter:複数セルの一括入力
選択した複数のセルに同じ内容を一括入力します。
例:
このように複数のセルを選択し、内容を入力した後にCtrl + Enterを押すと、
選択した複数のセルに同じ内容を一括入力することができます。
Shift + F2:セルにコメントを挿入、編集
選択したセルに対して、メモ(旧コメント)を追加・または編集できます。
Ctrl + Shift + 6:セルに外側罫線を適用
選択したセルの外側罫線を一括で引くことができます。
例:
この状態でCtrl + Shift + 6を押すと、
このように選択したセルの外側罫線が引かれます。
Ctrl + Shift + _:セルに外側罫線を削除
選択したセルの外側罫線を一括で削除することができます。
例:
外側罫線の引かれているセルを選択しCtrl + Shift + _を押すと、
このようにセルの外側罫線を削除することができます。
Ctrl + Shift + +:選択した行や列を挿入
セル・行・列の挿入を行います。
この操作は、選択した位置に新しい空白セルや行・列を追加するときに使います。
Ctrl + -:選択範囲を削除
選択範囲のセル・行・列の削除を行います。
Ctrl + 0:選択した列を非表示
A列を選択してCtrl + 0を押すと、
A列が非表示になります。
Ctrl + 9:選択した行を非表示
選択したセルが属する行全体を非表示にします。
例:
1行目を選択してCtrl + 9を押すと、
1行目が非表示になりました。
移動関連ショートカット
基本編
Ctrl + Home:A1セルに移動 ※PCによってはFnキーも同時に押す必要があります
現在アクティブなワークシート内で、A1セルに一瞬で移動します。
Ctrl + End:最後のセルに移動 ※PCによってはFnキーも同時に押す必要があります
最後にデータが入力されたセル(最終行・最終列)に移動します。
Ctrl + PgDn:右のシートに移動
現在のブック内で、右隣のシートに移動します。
Ctrl:PgUp:左のシートに移動
現在のブック内で、左隣のシートに移動します。
例:
この状態でCtrl + PgDnを押すと、
右隣のシートに移動します。また、この状態でPgUpを押すと、
左隣のシートに移動します。
Ctrl + 矢印:一気に移動
連続したデータの端まで一気に移動します。
例:
この状態でCtrl + ↓を押すと、
連続したデータの端であるA8セルまで一気に移動します。
Ctrl + Shift + 矢印:一気に選択
連続したデータの端まで一気に選択します。
例:
この状態でCtrl + Shift + ↓を押すと、
連続したデータの端であるA8セルまで一気に選択します。
応用編
Tab:シート内の右のセルに移動
アクティブなセルから右隣のセルへカーソルを移動します。
Shift + Tab:シート内の左のセルに移動
アクティブなセルから左隣のセルへカーソルを移動します。
この状態でTabを押すと、
右隣のセルへと移動します。また、この状態でShift + Tabを押すと、
左隣のセルへと移動します。
表作成やデータ入力で便利なショートカット
基本編
Ctrl + ;:今日の日付を入力
アクティブなセルに、今日の日付を入力します。
Ctrl + ::現在の時刻を入力
アクティブなセルに、現在の時刻を入力します。
応用編
Ctrl + T:表をテーブルに変換
選択した範囲をテーブルに変換します。
例:
テーブルにしたい範囲を選択し、OKを押します。
選択した範囲がテーブルになりました。
Alt + Shift + =:オートSUM
選択したセルに対して、SUM関数を自動挿入します。例えば、A1~A5に数値が入っている時にA6を選択してこのショートカットを押すと、=SUM(A1:A5)が自動入力されます。
Ctrl + Shift + L:オートフィルタ
フィルターの設定・解除を行うことができます。
Ctrl + Shift + !:桁区切り
桁区切り付きの数値表示形式(数値書式)を適用します。
例:
Ctrl + Shift + !を押すと、
桁区切り付きの数値表示形式に変わります。
Ctrl + Shift + $:通貨表示
選択したセルに対して、通貨記号付きの数値表示形式を適用します。
例:
Ctrl + Shift + $を押すと、
通貨記号付きの数値表示形式に変わります。
Ctrl + Shift + %:%表示
選択したセルをパーセンテージ表示形式に変更します。
- Alt + H + A + C:テキストの中央揃え
- Alt + H + L+ 1:テキストの左揃え
- Alt + H + A + R:テキストの右揃え
セル内の文字や数値を中央、左、右に配置します。
おわりに
Excelの便利なショートカットキー一覧を紹介いたしました。

