この記事では、Googleスプレッドシートで月末の日付を自動で判断、入力する方法を教えます!
Googleスプレッドシートで月末の日付を調整
GoogleスプレッドシートはExcel同様に表計算ソフトです。表計算ソフトでは、数式によって表の操作が可能です。
この記事では、表計算ソフトの一つGoogleスプレッドシートについて解説します! Googleスプレッドシートとは Googleスプレッドシートとは、Google社が提供している表計算ソフトで、Webブラウザ上で利用できるサービ[…]
日付の自動入力は簡単にできますし、少し工夫するだけで月の末日も自動で調整することができます。
この記事ではGoogleスプレッドシートで対象月ごとに自動で月の末日を判断、入力するシートを作成する方法を紹介します。
Googleスプレッドシートで月末の日付を自動入力
この記事は、既に日付の自動入力を完了したシートを元に解説します。
以下記事を参考に日付の入力されたシートの作成を推奨します。
この記事では、Googleスプレッドシートで日付を自動入力する方法・日付の表示形式を変更する方法を教えます! Googleスプレッドシートでの日付入力を自動化 GoogleスプレッドシートはExcel同様に表計算ソフトです。表計算ソフト[…]
月末の日付を自動で判断・入力
対象月の月末の日付を自動で判断・入力する方法は次の通りです。
- 対象月の29日が存在するかどうか判断する関数を入力する。
- 対象月の30日以降が存在するかどうか判断する関数を入力する。
- 自動入力完了。
対象月の29日の存在を判断・自動入力
A30セル(画像参照) | =IF(A29=EOMONTH(A1,0),””,A29+1) |
---|
各関数の解説は以下の通りです。
EOMONTH
=EOMONTH(開始日,月)
開始日に入力した月から指定した月数後の月末の日付を取得する関数です。
開始日にA1セル(対象月の開始日が入力されたセル)を参照します。対象月の末日を求めたいので、「0」を指定します。
開始日 | A1セル |
---|---|
月 | 0 |
IF
=IF(論理式,TRUE値,FALSE値)
論理式の正誤を判断し、正の場合はTRUE値、誤の場合はFALSE値を返す関数です。
論理式には前述のEOMONTH関数を入力し、A29セルと対象月の末日が一致するか判断します。
A29セルが対象月の末日と一致する場合は空白を、一致しない場合はA29セルを参照し加算する数式を返します。
論理式 | A29=EOMONTH(A1,0) |
---|---|
TRUE値 | “” |
FALSE値 | A29+1 |
対象月の30日以降の存在を判断・自動入力
A31セル(画像参照) | =IF(OR(A30=EOMONTH(A1,0),A30=””),””,A30+1) |
---|
各関数の解説は以下の通りです。
OR
OR(論理式1,[論理式2, ...])
いずれかの論理式が正の場合はTRUE値、誤の場合はFALSE値を返す関数です。
29日が存在しない場合の条件を追加する必要があるため、前項の関数にOR関数を追記します。
論理式1 | A30=EOMONTH(A1,0) |
---|---|
論理式2 | A30=”” |
IF
前項のIF関数に追加します。A30セルが対象月の末日と一致するもしくは、空白の場合は空白を、一致しない場合はA30セルを参照し加算する数式を返します。
論理式 | OR(A30=EOMONTH(A1,0),A30=””) |
---|---|
TRUE値 | “” |
FALSE値 | A30+1 |
対象月の31日以降の存在を判断・自動入力
A31セル(画像参照) | =IF(OR(A31=EOMONTH(A1,0),A31=””),””,A31+1) |
---|
自動入力完了
Googleスプレッドシートでの日付入力を効率化
今回はGoogleスプレッドシートで対象月ごとに月末の日付を自動で判断、入力する方法を解説しました。
当サービス、オフィスドクターではGoogleスプレッドシート含め、Microsoft社製の業務アプリケーション・ソフトウェアなどの使用方法のレクチャーや業務効率化の提案も行っております。ぜひ、利用をご検討ください!
詳しいサービス内容はこちら!