無線LANとは
無線LANは、電波を使って機器同士やネットワークに繋げる方法です。
無線LANにはいくつかの通信規格があります。代表的なものはWi-Fiです。
他の接続方法にLANケーブルで接続する有線LANがあります。
無線LANのメリット
有線LANに対応していない機器を接続できる
スマートフォンやタブレット端末などの機器は有線LANポートがありません。そのため、これらの機器をネットワークに接続するには無線LANを使う必要があります。
どこでも使える
物理的に接続していないので、電波が届く範囲であればどこでも使えます。そのため、接続した機器を移動しても通信が途切れません。
導入コストが安い
有線LANの場合は、ルーター以外にも接続する台数分のケーブルやハブ、床や壁に配線する場合は工事費用などがかかりますが、無線LANでは基本的にはルーターだけで利用することが可能です。
複数の機器を同時に接続できる
ルーター1台の接続台数が有線LANの場合は、ポートの数分ですが、無線LANは家庭用の場合は約30台、業務用のルーターの場合は100~300台接続することができます。
無線LANのデメリット
通信速度が遅い
通信には上り(アップロード)と下り(ダウンロード)の2種類があります。
無線LANでは、半二重通信(上りと下りを同時にできない通信)のため、全二重通信(上りと下りを同時に行う通信)の有線LANより通信速度が遅くなります。
接続が不安定
無線LANの電波は壁や家具などの障害物やルーターとの距離、電子レンジや他のWi-Fiなどの別の電波に影響されてしまうため、通信が安定しないことがあります。
セキュリティ対策が必要
無線LANは接続にパスワードの設定や、通信を暗号化していなかった場合、通信内容の盗聴や不正アクセスされる恐れがあります。
社内ネットワークで無線LANが適している場合
スマートフォンやタブレットなどの有線ポートがない機器を接続する場合
有線ポートがなくてもWi-Fiに対応していれば接続可能なため、無線LANが適しています。
ノートパソコンなど持ち運ぶことが多い場合
電波で繋がっているため、電波が届く範囲であればどこでも持ち運べます。そのため、持ち運ぶ機会が多い場合は無線LANが適しています。
賃貸などの工事ができない環境の場合
基本的には無線LAN対応のルーターがあれば接続できるので、配線工事の必要がない無線LANが適しています。
大勢の人が接続する場合
人数分のケーブルを確保する必要がなく、SSIDとパスワードを伝えるだけでネットワークに接続することができるため、無線LANが適しています。
まとめ
無線LANについて解説いたしました。

