サーバーとは?特徴やパソコンとの違いを解説

「サーバー」という単語の意味をご存じでしょうか。

「ファイルサーバーにバックアップしてください」と言われたり、日常の中でもWebサーバーが停止していてウェブサイトが利用できなくなって困ったり、IT業界に限らず、あらゆるところで使われている用語です。

パソコンと似たようなものだと思われている方もいるかもしれませんが、厳密には同じ部分と違う部分があります。

この記事では、「サーバーってなに?」という方に向けて、パソコンとの違いを踏まえその意味を解説いたします。

パソコンとサーバーの違い

パソコンとサーバーの違いは同じコンピューターのため物質的・構造的な違いはなく、意味合いとしての違いがあります。

パソコンとサーバーそれぞれの意味を解説します。

パソコンとは

パソコンとは、英語の「Personal Computer(パーソナル・コンピューター)」の略で、頭文字をとった「PC」とも呼ばれます。名前の通り、個人用途を想定したコンピューターです。

サーバーとは

サーバーとは、英語で「提供する側」という意味をもつ「Server」で、パソコンなど他のコンピューターからの要求(リクエスト)を受け取り、応答(レスポンス)を返すコンピューターです。

なお、データを要求し応答を受け取る側のことを「クライアント(client)」と呼び、先述のパソコンにあたります。

サーバーとクライアントの関係性

例を挙げると、

  1. パソコンのウェブブラウザでURLを入力してアクセス(クライアントのリクエスト)
  2. WebサーバーがHTMLデータなどを返却(サーバーのレスポンス)
  3. パソコンのウェブブラウザにWebページが表示

のような流れになります。

ハードウェアとソフトウェアの観点

サーバーは、筐体などと呼ばれるハードウェア観点と、特定のサーバー機能を提供するアプリケーションなどのソフトウェア観点があります。

物理的な筐体(CPUやメモリ、ディスクなどのストレージ)とOSをまとめてサーバーと呼ぶこともあれば、先述のWebサーバーなどその中の特定のアプリケーション(機能)を指すこともあります。

そのため、サーバーのソフトウェアのことを指す場合はサーバーソフトウェアと明示されることがあります。

サーバーの特徴

機械(ハードウェア)としての構造は、基本的にパソコンもサーバーも同じなので、パソコンであってもサーバー用のソフトウェアで構築すれば、サーバーとして代用することも可能です。

ですが、サーバーにはパソコンとは違った能力が求められるため、それに特化させたスペックのものがサーバー機器として販売されています。

ハードウェア観点から見るサーバーの特徴

ハードウェアの観点から見るサーバーの特徴としては次の2つがあります。

  • 長期的な安定性
  • 多数アクセスへの耐久性

長期的な安定性

サーバーは、基本的に稼働を停めることはありません。クライアントが何時リクエストしてくるか分かりませんし、リクエストが少ない夜間などの時間帯で日次のバッチ処理などを実行していたりします。

そのため、サーバーとして扱うハードウェアは24時間・365日ずっと稼働し続けられるものが必要です。

一般的なパソコンでは安定性が足りません。Webサイトがいつでもどこでも見られる状態にあるのは、サーバーが停止しないように安定性に優れたハードウェアが導入されているからです。

また、ハードウェアは複数を用意しておき、もし一部が停止してしまっても、それ以外のハードウェアに退避させて稼働し続けられるように構成されていることが多いです。

多数アクセスへの耐久性

サーバーは多数のクライアントから要求されます。そのため、多数のアクセスに耐えられるハードウェアである必要があります。

ソフトウェア観点から見るサーバーの特徴

ソフトウェア観点から見る特徴として、サーバーには「サーバーOS」が採用されています。

サーバーOSとはクライアントからのアクセス負荷に対する安定性など、サーバーとしての効率的な機能をもった専用OSです。

サーバーOSの代表例

代表的なサーバーOSをご紹介します。

  • UNIX系のサーバーOS
  • Windows系のサーバーOS
UNIX系のサーバーOS

UNIX系のサーバーOSの代表的なものとしてLinuxOS等があります。

サーバーのスペックが低くても処理速度が高いため、サーバーOSとしてよく扱われているOSです。

UNIX系はオープンソースのため、ライセンス料がかからないのがメリットになります。

Jose1106, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

Windows系のサーバーOS

Windows系のサーバーOSの代表的なものとしてWindows Server Standard Edition、Windows Server Datacenter Editionがあります。

一般なパソコンに使われているOSと同じMicrosoft社製のサーバーOSです。クライアント側、サーバー側もWindows系OSにすることで管理がしやすい利点があります。

ただし、UNIX系と異なり、ライセンス料がかかります。

サーバーOSの操作

Window 10/11やmacOSなど、クライアントとなるパソコンで使われるOSは「クライアントOS」と呼ばれます。

違いとしては、クライアントOSでの操作は「GUI」が主体となっていることに対して、サーバーOSでの操作は旧来の「CUI」が主体となっていることが多いです。GUIとCUIについては別の記事で解説しております。

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代表的なアプリケーション

サーバーの代表的なアプリケーションについてご紹介いたします。

  • Webサーバー
  • メールサーバー
  • FTPサーバー
  • データベースサーバー
  • DNSサーバー

Webサーバー

サーバー内にWebサイトやブログを構築し、クライアントから受け取ったリクエストからwebサイトを返して表示させます。

代表的なソフトウェアとして、次のようなものがあります。

  • Apache
  • IIS(Internet Information Services)

メールサーバー

メールの送受信を行うためのサーバーです。送受信それぞれでサーバーが分かれており、送信側は「SMTP(Simple Mail Protocol)」、受信側は「POP3(Post Office Protcol)」と呼ばれる仕組みで動きます。

代表的なソフトウェアとして、次のようなものがあります。

  • sendmail
  • Postfix

FTPサーバー

「FTP」は「File Transfer Protocol」の略です。

Webサーバーはクライアントからのリクエストがあった場合にファイルを送信することしかできませんでした。

対して、FTPサーバーはクライアントとサーバーでデータのアップロードやダウンロードを行うことが可能です。

代表的なソフトウェアとして、次のようなものがあります。

  • FFFTP
  • WinSCP

データベースサーバー

データベース管理システムによりデータが整理されているサーバーで、クライアントからのリクエストに応じてデータベース上のデータを返します。

代表的なソフトウェアとして、次のようなものがあります。

  • Oracle Database
  • MySQL
  • PostgreSQL

DNSサーバー

「DNS」は「DomainNameSystem」の略で、クライアントのリクエストからIPアドレスとドメインを紐づけるサーバーです。

IPアドレスはWeb上の住所のようなもので、識別番号として扱われるので複雑な数列になっています。

そのため、ドメイン名によってwebサイトに名前をつけ、よりアクセスしやすくするように紐づけを行います。

代表的なソフトウェアとして、次のようなものがあります。

  • BIND
  • PowerDNS

パソコンとサーバーの違いについて

パソコンとサーバーの違いに関して解説いたしました。

  • サーバーとは要求(リクエスト)を受け取ることでそれに応答したデータを返す媒体のことを指す。
  • 機械の基本構造(ハードウェア)はパソコンもサーバーも同じ。
  • サーバーに向くハードウェアは長期的な安定性があり、多数のアクセスへの耐久性が必要。

ファイルサーバーの利用により、データの共有やバックアップを効率的に行うことができたり、webサイトを表示するために、レンタルサーバーを利用したりとIT分野以外でもサーバーを導入する場合があります。

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