最近、お客さまの中で次のようなお問い合わせが増えています。
Microsoftのセキュリティ対策の一環でマクロを利用した攻撃の対策を強化したことが原因で、Excelのマクロが実行できなくなるケースが増えているようです。
マクロが実行できない場合の解決方法
エラー内容
次のようなエラーでマクロが実行できない場合の解決方法になります。
- 開こうとすると「このファイルのソースが信用できないため、Microsoftによりマクロの実行がブロックされました。」と表示がでて、マクロが実行できない。
- NASやサーバーに置いている状態ではマクロが実行できないが、デスクトップに持ってくると問題なくマクロは実行できる。
マクロではなく、Excelのアプリケーション自体に不具合が発生している場合は次の記事をご覧ください。
日々の業務の中でMicrosoft社製の表計算ソフトExcelを活用する企業は少なくありません。 Microsoft Excelは活用するシーンが多いアプリケーションだけに、長く使い続ける中で何かしらの不具合が出ることもあります。 […]
解決方法
マクロが実行できない現象の解決手順は次の通りです。
- スタートメニューから「インターネットオプション」を検索する。
- 「セキュリティ」のタブへ移する。
- 「信頼済みサイト」をクリックする。
- IPアドレスを入力する。
- 「閉じる」をクリックする。
- 「適用」をクリックする。
画像付きで順を追って説明します。
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「インターネットオプション」を検索
セキュリティのタブへ移動
「信頼済みサイト」をクリック
IPアドレスを入力
「サイト」をクリックします。
「このWebサイトをゾーンに追加する」対象のNASまたサーバーのIPアドレスを入力します。(下記は入力例です)
IPアドレス | file://XXX.XXX.X.XXX |
---|
※XXX.XXX.X.XXXの部分がお客様の環境により異なります。
「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https:)を必要とする」のチェックを外します。
「IPアドレスって何?」という方は下記の記事をご覧ください。
社内のネットワーク環境を整備する中で、「IPアドレス」という単語を聞いたことはありませんか。 インターネットなどのネットワーク上で機器同士の通信を行うためには、送信先の機器がどれなのか識別する必要があります。 そのため、ネットワ[…]
「閉じる」をクリック
「適用」をクリック
マクロの実行方法について
今回はMicrosoftでマクロが実行できない場合の解消方法について解説いたしました。
もし、マクロの実行ができずお困りの方は今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
記事を読んだものの、「トラブルが解消されない…」「一つ一つ対応するのは手間がかかるので情シス業務を委託したい」などお困りの企業さまはぜひ、当サービス、オフィスドクターの利用をご検討ください!
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