【解説】マクロとVBAとは?二つの違い

はじめに

日々の業務で活用するシーンの多いエクセル(Excel)ですが、お客様とお話しているとエクセルの「マクロ」と「VBA」を混同されている方がいらっしゃいます。

この「マクロ」と「VBA」の違いについて、わかりやすくご説明したいとおもいます。

エクセルとは

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マクロについて

マクロとは

マクロとは、エクセルで行ったGUI操作を記録させて、同じ手順で制御できるようにする機能の名称です。

機能の名称という意味では「オートフィルター」や「ピボットテーブル」などと同じ立ち位置です。

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マクロの例

  • セルの背景色塗り
  • 小計行の作成
  • 罫線の設定

などの一連のGUI操作を「Marcro1」というマクロ名で登録しておき、それを呼び出して実行しているイメージのアニメーションです。

VBAについて

VBAとは

VBAとはプログラミング言語です。

  • Visual
  • Basic
  • for Applications

の頭文字をとった略語です。

VBAとマクロの関係性

先述のマクロがこのVBAというプログラミング言語で制御されています。

GUI操作をしながらマクロを登録している間に、意識せずとも裏ではVBA言語のソースが生成されているということです。

VBAとVBの関係性

もうひとつ、VBAと混同しやすいものに「VB」があります。

下記の通り、VBAはMicrosoft社が開発しているVBというプログラミング言語を、エクセルを中心としたオフィスのアプリケーション向け(=for Applications)に搭載したものです。

マイクロソフトが1990年代に開発していた汎用プログラミング言語・Microsoft Visual Basicを、同社製品のMicrosoft Officeに搭載したものがVBAである。VBAを使用することで、Excel、Access、Word、Outlook、PowerPointなど、Officeのアプリケーション・ソフトウェアの機能をカスタマイズしたり、拡張したりすることができる
https://ja.wikipedia.org/wiki/Visual_Basic_for_Applications

下記の通り、開発環境の要否、画面開発の要否に違いがあります。

VBAはエクセルなどがインストールされていれば、別に開発環境を準備する必要はなく、画面を開発せずともGUI操作が可能になるため、VBに比べると開発を始めやすいと言えます。

また、先述の通り「VBA」は「VB」を基にした言語のため、VBAの開発で学習した内容は、VBの開発でも役に立ちます。

VB VBA
開発環境の要否 IDE環境Visual Studio」が必要 エクセルなどの付随機能で可能
画面開発の要否 画面開発が必要 エクセルなどが画面を担当

まとめ

マクロとVBA・VBの違いについてご理解いただけたでしょうか。

要点をまとめると下記の通りです。

マクロとは

  • エクセルで行ったGUI操作を記録させて、同じ手順で制御できるようにする機能の名称。

VBAとは

  • エクセルなどを制御できるプログラミング言語の名称。
  • マクロもVBAで制御されている。

VBとは

  • VBAの基であるMicrosoft社が開発するプログラミング言語の名称。
  • VBAより開発のハードルが高い。
  • VBAで学習した内容はVBでも役に立つ。

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